Next.js - Data Fetching
概要
fetch()
API
Next.js では、fetch Web APIを拡張したものが使われる。
- React が fetch を拡張し、リクエストの重複排除・バッチングの機能を追加している
- Next.js が fetch を拡張し、caching と revalidation の機能を追加している
サーバで のデータ取得
以下の理由で常におすすめ
- DB などのバックエンドリソースに直接アクセスできる
- API Key などの秘匿情報をクライアントに露出させなくてよい
- データの取得とレンダリングをサーバサイドで一括して行えることで、通信の待ち時間やレンダリングの時間が短縮される
- クライアントからのリクエストが 1 回で終わる
- Waterfall を減らせる
コンポーネントレベルでのデータ取得
- Layout, Pages, Server Components の中でデータ取得ができる
- Streaming や Suspense が使える
- layout からその子コンポーネントへ取得したデータを渡すことはできない。
- 必要があればデータを必要とするコンポーネントでデータを取得せよ
- たとえ重複したとしても cache and dedupe の機能があるから気にするな
並行 or 逐次データ取得
- 可能な限り並行で データ取得することを推奨。
- 普通に書くと逐次取得になる。
Promise.all
を使うことで並行取得が可能になる。 - 詳細はこちら。
重複排除
- fetch を使う限り、Next.js が自動でリクエストの重複排除とキャッシングを行う
- キャッシュは、サーバサイドではレンダリングプロセスが終わるまで、クライアントサイドではページリロードが起きるまで保持される
静的データ取得 or 動的データ取得
- Static Data
- めったに更新されないもの
- e.g. ブログポスト
- Dynamic Data
- 頻繁に更新されるもの
- e.g. ショッピングカード
デフォルトでは Static Data Fetching が使われるので、ビルド時に 1 度だけデータソースにアクセスし、以降は Next.js によりキャッシュが返され続ける(ISR)。この挙動は変更することが可能。
詳細はこちら。
データのキャッシング
- ISR の話。
- キャシングとは、CDN 等にデータを保持することでデータソースにアクセスする回数を減らせる仕組み
- Vercel を使えばグローバルに分散&共有されたキャッシュが使える
データの再検証
- ISR の話。2 種類の再検証の仕組みがある。
- Background Revalidation
- On-demand Revalidation
詳細はこちら。
Data Fetching 詳細
Server Components でのデータ取得
async
/await
が使えるcookies()
やheaders()
などの便 利な関数も用意されている
export default async function Page() {
const data = await getData();
return <main></main>;
}
Client Components でのデータ取得
- 現状では
react-query
などを使ってください - 将来的には
use
を使ってもっといい感じになるかも