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Hugo

Quick Start

hugo new site ${PROJECT_NAME}

cd ${PROJECT_NAME}
git init

# テーマの追加
git submodule add ${GIT_REPO_OF_THEME} themes/${THEME_NAME}

# configファイルで使用するテーマを指定する
echo 'theme = "ananke"' >> config.toml

# コンテンツの作成
hugo new posts/my-first-post.md

# サーバを起動
hugo server -D

hugo new で記事を作成するとドラフト記事として作成される(fontmatter のdrafttrue になる)。 ドラフト記事は、hugo server-D オプションをつけないと表示されないので注意する。

Go Template

こちらを参照

Config

baseURL = "https://yoursite.example.com/"
footnoteReturnLinkContents = "↩"
title = "My Hugo Site"

[params]
AuthorName = "Jon Doe"
GitHubUser = "spf13"
ListOfFoo = ["foo1", "foo2"]
SidebarRecentLimit = 5
Subtitle = "Hugo is Absurdly Fast!"

[permalinks]
post = "/:year/:month/:title/"

詳細は公式ドキュメントを参照

params

params の内容は、.Site.Paramsとしてテンプレート内から利用できる。

日付の調整

日付、最終編集日、公開開始日、公開終了日をどのように設定するかをカスタマイズできる。詳細はドキュメントを参照

Blackfriday

デフォルトの Markdown パーサーである Blackfriday の調整ができる。詳細はドキュメントを参照

環境変数で Config を設定する

env HUGO_TITLE="My Hugo Site" hugo

CLI

hugo

プロジェクトをビルドしpublicフォルダに出力する。

Hugo はpublicフォルダ内のファイルを削除しないので、ビルドの前に手動でpublicフォルダを削除しておくこと。

下記に該当するコンテンツはビルドされないので注意する。 この挙動を変更したい場合はドキュメントを参照すること。

  • front matter にpublishdateが設定されている
  • front matter にexpirydateが設定されている
  • front matter のdrafttrueに設定されている
hugo

hugo server

開発用のサーバをhttp://localhsot:1313で立ち上げる。

hugo server -D

Directory Structure

archetypes

hugo new post/***を実行した際の Front Matter の雛形を管理する。

assets

Hugo Pipes で処理する必要のあるファイルを管理する。.Permalink又は.RelPermalinkが使われているファイルのみ、publicディレクトリに出力される??

config.toml

Hugo の Config ファイル

content

全てのコンテンツを管理する。

好きなだけネストさせるこができる。ただし、contentフォルダ直下は特別で、配置できるファイルは次の通り。

  • _index.md (トップページになる)と関連する画像ファイルなど
  • フォルダ

content直下のフォルダは、conetnt sectionとして認識される。例えば、blog,articles, tutorialsというセクションを作りたい場合は、その名前のついたフォルダをcontentフォルダ直下に作成する。

デフォルトでは、各セクションの配下に作成された記事には、セクションの名前(blogなど)がContent Typeとして自動的に設定される。Content Typeは、どのレイアウトの選択等に使用される。

data

コンテンツの中で、json, yaml, toml といったデータを扱う場合、ここで管理する。 Data templatesを使えば、動的にデータを取得することもできる。

layouts

テンプレートを管理する。テンプレートの形式は HTML であり、下記の種類がある。

  • list page templates
  • homepage templates
  • taxonomy templates
  • partial templates
  • single page templates
  • ...and more

static

images, CSS, Javascript といった静的コンテンツを管理する。 そのままpublicフォルダのルートに配置される。

Resources

Resouces とは

  • contentフォルダ内の全てのファイルはResourcesになる。Hugo が MIME type を認識できる限り。
  • contentフォルダ直下がsectionになる

全ての Resources を一覧表示

{{ range .Resources }}
<li><a href="{{ .RelPermalink }}">{{ .ResourceType }}</a></li>
{{ end }}

絶対パスが必要なら.Permalinkをつかうこと。

Type を指定して一覧表示

タイプ名は、ページの場合はpage、その他の場合は imagejsonなどの MIME タイプで指定する。

{{ range .Resources.ByType "image" }} {{ .ResourceType }} {{ end }}

特定の条件にあてはまる Resouces を表示

例:ファイル名がlogoで始まるリソースを表示する

<!-- 当てはまるもの全てを取得 -->
{{ range .Resources.GetMatch "logo*" }} {{ . }} {{ end }}

<!-- 当てはまる最初の一つのみを取得 -->
{{ $logo = .Resources.Match "logo*" }} {{ $logo.ResourceType }}

コンテンツを表示

Page Resources = カレントページから見た他の page, images, pdfs, etc...

{{ range .Resources.ByType "image" }} {{ .Content }} {{ end }}

Themes

  • テーマの一覧
  • テーマごとに設定方法が異なるため、README.md をよく読むこと

インストール方法

git の submodule 機能を使ってインストールするとよい。

git submodule add ${GIT_REPO_OF_THEME} themes/${THEME_NAME}
echo 'theme = "THEME_NAME"' >> config.toml

テーマの Config

テーマ自身もconfig.tomlを持つことができる。ただし、設定できる項目は下記だけ。

  • params (global and per language)
  • menu (global and per language)
  • outputformats and mediatypes

複数のテーマを使う

  • 複数のテーマを指定した場合は、マージされる。左側が優先される。
    • i18n, data, config.tomlは deep merge される。
    • static, layouts, archetypesはファイルベースで merge される。
theme = ["my-shortcodes", "base-theme", "hyde"]

Content Management

Page Bundles

Page Resources を管理する方法のこと。下記の赤い枠が Page Bundles を表す。

page bundles

Leaf Bundle

  • contentフォルダ内のindex.mdを含むフォルダのこと
  • singleレイアウトが使用される
  • ネストできない
  • レイアウトファイルにおいて、page, non-page(images, PDFs, etc...) のどちらもリソースとして使用できる。

Branch Bundle

  • contentフォルダ内の_index.mdを含むフォルダのこと
  • listレイアウトが使用される
  • 他のコンテンツを列挙したい時に使う
  • レイアウトファイルにおいて、page はリソースとして使用できない。

Front Matter

Pre-defined

一覧

特にweightは並び替えによく使う。

User-defined

ユーザ定義の Front Matter を記述することもできる。その場合、テンプレートから.Params.some_frontmatter_nameでアクセスできる。

Page Resources

カレントページから利用できる、画像、他のページ、PDF 等ドキュメントのこと。 .Resourcesでリソースの配列を取得できる。

Properties

  • ResourceType
  • Name
  • Title
  • Permalink
  • RelPermalink
  • Content

Methods

  • ByType
  • Match
  • GetMatch(matchと同じだが、最初のひとつだけを取得する点が異なる)

Image Processing

画像処理にはResize, Fit, Fillの 3 種類がある。オプションについてはドキュメントを参照すること。

Resize

{{ $logo.Resize "200x" }} // アスペクト比は維持される {{ $logo.Resize "200x100"
}} // アスペクト比は変更される

Fit

指定したサイズで、かつサイズ内に収まるように画像を縮小する。アスペクト比は維持される。

{{ $logo.Fit "200x100" }}

Fill

指定したサイズで、かつサイズ全体が埋まるように画像を切り出す。アスペクト比は維持される。

{{ $logo.Fill "200x100" }} // 真ん中を基準にして切り出し {{ $logo.Fill "200x100
right" }} // 右端を基準にして切り出し {{ $logo.Fill "200x100 left" }} //
左端を基準にして切り出し

画像の表示

<img src="{{$logo.RelPermalink }}" />

処理後の画像の取扱い

処理された画像は/resourcesフォルダに格納される。 Hugo のパフォーマンスが向上するため、このフォルダは、git の管理対象としたほうがよい。

Shortcode

Markdown の中で使えるスニペット。2 つの呼び出し方がある。

<!-- 中のコンテンツがMarkdownの場合 -->
{{% mdshortcode %}} **something** {{% /mdshortcode %}}

<!-- 中のコンテンツの処理が必要ない場合 -->
{{< highlight go >}} somethin {{< /highlight >}}

Built-in Shortcode

一覧

  • figure
  • gist
  • highlight(コードハイライト)
  • instagram
  • ref, relref(リンクの作成)
  • tweet
  • vimeo
  • youtube

Sections

  • contentフォルダ内のフォルダが section になる
  • 第一階層のフォルダが root sections になる
  • section は branch bundles である必要があるため、フォルダ内に_index.mdを作成すること。index.mdを作成した場合は、leaf bundles になる。
  • section は、入れ子にできる。この際、最下層の section は必ず_index.mdを持たなければならない。
  • section は、front matter で上書きできない

Section Page で使える Variables

  • .CurrentSection 現在のページのカレントセクションを取得する。現在のページがセクションページやホームページだった場合、自分自身を返す。
  • .InSection $anogherPage あるページが現在のセクションに属するか判定する
  • .IsAncestor $anotherPage あるページが現在のセクションの祖先に当たるか判定する
  • .IsDescendant $anotherPage 現在のページが有るページの子孫に当たるか判定する
  • .Parent 現在のページが属する root section を取得する
  • .Sections 現在のセクションに属する子セクションを取得する

Content Type

どのように決まるか

デフォルトでは、セクション名が自動的に Content Type として設定される。 例えば、posts セクションの Content Type はpostsになる。 front matter で上書きすることもできる。

Type が使われる場面(archetypes)

Content Type は archetype の判定に使用されている。 例えば、hugo new posts/my-first-post.mdを実行したとき、archetype は下記の順で使用される。

  • archetypes/posts.md
  • archetypes/default.md
  • themes/my-theme/archetypes/posts.md
  • themes/my-theme/archetypes/default.md

Type が使われる場面(レイアウト)

Content Type により、使用されるレイアウトファイルが決まる。 例えば、content/events/my-first-event.mdで使われるレイアウトは下記の順で決定される。

  • layouts/event/single.html (singular name が優先される)
  • layouts/events/single.html
  • layouts/_default/single.html

Taxonomies

デフォルトで、tags,categoriesによる分類ができるようになっている。 Taxonomies の指定は、front matter で行う。

tags:
- nginx
- kubernetes
categories:
- development

カスタム Taxonomies を追加する場合は、下記のように config を設定する。 左側は単数形で記載すること。

[taxonomies]
category = "categories"
tag = "tags"
mytag = "mytags"

taxonomy templates が存在する場合、Hugo は下記のページを生成する。例えば、categories の場合。

  • example.com/categories/ カテゴリの一覧
  • example.com/categories/nginx 特定カテゴリに該当する記事の一覧

Content Summaries

.Summaryでページの要約を取得できる。記事の最初の 70 ワードが要約として作成される。 日本語で使う場合はhasCJKLanguageオプションを有効にすること。

カスタマイズも可能。

{{ range first 10 .Pages }}
<div>{{ .Summary }}</div>

{{ if .Truncated }}
<div>Read More…</div>
{{ end }} {{ end }}
  • .Pages ページの一覧を取得
  • .Summary 要約を取得
  • .Truncated 続きがあるか

ref又はrelrefというショートコードを使うことで、Markdown ファイル内でリンクを作成できる。

{{< ref "document.md#anchor" >}}
{{< relref "document.md#anchor" >}}

<!-- 他言語バージョンへのリンク -->

{{< relref path="document.md" lang="jp" >}}

<!-- 出力形式の指定 -->

{{< relref path="document.md" outputFormat="rss" >}}

URL

Permalink の形式を帰る場合は、Config に下記の通り記載する。 section 又は taxonomies ごとに指定する。

[permalinks]
post = "/:year/:month/:title/"

使用できる変数の一覧

Aliases

古いページから新しいページにリダイレクトさせたいときに使う。 新しいページ側の front matter に下記の通り記述する。

# /posts/post2に下記の通り記載すると、post1=>post2にリダイレクトされる
aliases:
- /posts/post1

Pretty URL & Ugly URL

URL の形式を config や front matter で設定できる。

# Pretty
example.com/posts/
example.com/posts/post-1/

# Ugly
example.com/posts.html
example.com/posts/post-1.html
  • .Site.Menuでアクセスできる。
  • メニューの定義は front matter もしくは Config に記載する。
  • Menu Templates の定義も必要となる。
  • 入れ子にしたい場合はparentフィールドで親を指定する。
[menu]

[[menu.main]]
identifier = "about"
name = "about hugo"
pre = "<i class='fa fa-heart'></i>"
url = "/about/"
weight = -110

[[menu.main]]
name = "getting started"
pre = "<i class='fa fa-road'></i>"
url = "/getting-started/"
weight = -100

Multilingual Mode

多言語環境のセットアップ

多言語対応を有効にする、もしくは言語ごとに Config の設定を変えたいときには、Config にlanguagesセクションを記載する。

DefaultContentLanguage: en
languages:
en:
params:
linkedin: https://linkedin.com/whoever
title: My blog
weight: 1
fr:
params:
linkedin: https://linkedin.com/fr/whoever
navigation:
help: Aide
title: Mon blogue
weight: 2
params:
navigation:
help: Help

languagesブロックに記載のないものは、グローバルの値にフォールバックされる。 デフォルト言語のパスは/posts/post-1、その他の言語のパスは/ja/posts/post-1/のようにマップされる。

言語ごとのコンテンツの作成方法は、ファイルで分ける方法とフォルダで分ける方法がある。 対応言語が 2 言語くらいなら、ファイルで分けたほうが楽でよい。 この方法は、マークダウン以外にも、画像ファイルや PDF ファイルにも適用できる。

  • /content/about.en.md => example.com/about/
  • /content/about.ja.md => example.com/about/ja/

変数

  • .IsTranslated 現在の記事が翻訳されたものか
  • .Lang 現在のページの言語を取得
  • .Translations 現在の記事の他の言語のページ一覧を取得
  • .AllTranslations 現在の記事の全ての言語のページ一覧を取得(自身含む)

単語の翻訳

プロジェクトのルートにi18nフォルダを作り、en.toml, ja.tomlなどのファイルを作る。

otheroneが使えるが、いまいち意味がよく分からない。

[home]
other = "Home"
[wordCount]
other = "This article has {{ .WordCount }} words."

テンプレートの中で、下記のようにして使う。

{{ i18n "home" }} {{ i18n "wordcount" . }}
<!-- コンテキスト「.」を渡している点に注目 -->

日時の翻訳

こちらを参照

languagesセクションの下に、各言語ごとのメニューを定義する。 定義の方法は通常と同じ。

defaultContentLanguage = "en"

[languages.en]
weight = 0
languageName = "English"

[[languages.en.menu.main]]
url = "/"
name = "Home"
weight = 0

[languages.de]
weight = 10
languageName = "Deutsch"

[[languages.de.menu.main]]
url = "/"
name = "Startseite"
weight = 0

.Site.Menusで、現在の言語のメニューを取得できる。 リンクを作成するときはabsLangURLorrelLangUrlファンクションを使わないと、デフォルト言語にリンクされてしまうので注意。

{{ range .Site.Menus.main }}
<a href="{{ .URL | absLangURL }}">{{ .Name }}</a>
{{ end }}

<!-- もしくは -->
<a href="{{ $.Site.LanguagePrefix }}/*****"></a>

Syntax Highlighting

Hugo は Chroma をシンタックスハイライターとして使用している。 ハイライトしたいときはhighlightショートコードを使う。

{{< highlight go "linenos=table,hl_lines=8 15-17,linenostart=199" >}}
<!-- ... code -->
{{< / highlight >}}
  • linenos 行番号の表示有無。inline か table が選べる。
  • hl_lines ハイライトしたい行の番号
  • linenostart 行の開始番号

なお、ショートコードではなく通常のコードブロックを自動的にハイライトしたい場合は、オプションを指定する。

pygmentscodefences: true

Templates

Go Templates の基本的な使い方

概要

Go Templates は、HTML, variables, functions から構成される。 variables と functions は {{}} の中で使用することができる。

{{ .Title }}
<!-- predefined variable -->
{{ .$mykey }}
<!-- custom variable -->
{{ FUNCTION ARG1 ARG2 ..... }}
<!-- function -->

メソッドやフィールドには、ドットでアクセスする。

{{ .Params.bar }}

()は要素をグルーピングする時に使う

{{ if or (isset .Params "alt") (isset .Params "caption") }} Caption {{ end }}

Variables

テンプレートは必ずPage variable.として受け取る。

{{ .Title }}

Custom Variable は下記のように使う。$が必ず必要。

{{ $address := "123 Main St." }} {{ $address }}

Functions

{{ add 1 2 }} {{ lt 1 2 }}
<!-- 1 less than 2 ? -->

Partials

partials を使うときの記法。

<!-- `layouts/partials/header.html`を取り込みたい場合 -->
{{ partial "header.html" . }}

Template

internal templatesを使うときの記法。

{{ template "_internal/opengraph.html" . }}

繰り返し

<!-- コンテキストを使う場合 -->
{{ range $array }} {{ . }}
<!-- . は$arrayの中にある各要素を指す -->
{{ end }}

<!-- カスタム変数を使う場合 -->
{{ range $elem_val := $array }} {{ $elem_val }} {{ end }}

<!-- インデックスも使いたい場合 -->
{{ range $elem_index, $elem_val := $array }} {{ $elem_index }} -- {{ $elem_val
}} {{ end }}

<!-- マップのkey-valueペアを使いたい場合 -->
{{ range $elem_key, $elem_val := $map }} {{ $elem_key }} -- {{ $elem_val }} {{
end }}

条件分岐

if, else, with, or, and などがある。

::: tip Go Templates が false と判定するもの

  • false
  • 0
  • 長さが 0 のarray,slice,map,string :::

with

要素が存在する場合に処理を行う。内部の.は、渡したパラメータにバインドされる(rangeと一緒)。

{{ with .Params.title }}
<h4>{{ . }}</h4>
{{ else }}
<h4>no data!</h4>
{{ end }}

if

with より細かい制御ができる。with と異なり、.はパラメータとバインドされない。

{{ if (isset .Params "description") }} {{ .Params.description }} {{ else if
(isset .Params "summary") }} {{ .Params.summary }} {{ else }} {{
.Params.something }} {{ end }}

and, or

{{ if (and (or (isset .Params "title") (isset .Params "caption")) (isset .Params
"attr")) }}

Pipes

<!-- シャッフル -->
{{ (seq 1 5) | shuffle }}

<!-- htmlへのパース -->
{{ index .Params "disqus_url" | html }}

<!-- 条件文を簡単に書く -->
{{ if isset .Params "caption" | or isset .Params "title" | or isset .Params
"attr" }} {{ end }}

Context(.のこと)

.は Current Context である。 Current Context とは、現在のページに関連するデータのことである。

range ブロックの中などでグローバルコンテキストにアクセスしたいときは、下記の 2 種類の方法がある。

<!-- グローバルコンテキストをカスタム変数に保存しておく -->
{{ $title := .Site.Title }}

<!-- $.をつかう -->
{{ $.Site.Title }}

White Space

ビルド時に{{}}の周りにホワイトスペースや改行を作りたくないときは、下記のようにする。

<div>{{- .Title -}}</div>

<!-- 上記のコードは下記のHTMLに変換される -->

<div>Hello, World!</div>

Comments

{{ /* comment */ }}

<!-- htmlコメントを出力したいとき -->
{{ printf "<!-- Our website is named: %s -->" .Site.Title | safeHTML }}

なお、HTML コメントの中に Go template は書いちゃだめ。

Parameters

config のparamsに記載した key-value => サイトレベルのパラメータ。.Site.Paramsでアクセスする。

front matter に記載した key-value => ページレベルのパラメータ。.Paramsでアクセスする。

Layout ファイルの選定

Hugoga が、各ページに対応する Layout ファイルを選定する際には、下記の条件を全て考慮したうえで決定される。 わりと複雑なので、詳細はこちらのページを参照。

Kind

ページの種類。single page なら_default/single.html, list page なら_default/list.htmlが使われる。

Output Format

name (e.g. rss, amp, html) と suffix (e.g. xml, html)。例えばindex.amp.htmlなら、よりマッチするテンプレートが使われる。

Language

例えばindex.ja.mdなど。Output Format と混合して使う場合は、index.fr.amp.htmlのようにしないと適切なテンプレートが選ばれないので注意する。

Layout

front matter のlayoutに設定されている値

Type

Type(=Section Name, もしくは front matter で指定した Type)

Section

Section 名

Base Template

ベースとなるテンプレートのこと。blockdefineを組み合わせて使う。Base Template は複数作成できる。

<!-- layouts/_default/baseof.html -->

{{ block "main" . }}
<h1>baseof page main!</h1>
{{ end }} {{ block "footer" . }}
<h1>baseof page footer</h1>
{{ end }}
<!-- layouts/_default/single.html -->

{{ define "main" }}
<h1>hello from single page</h1>
{{ end }}

出力結果

<h1>hello from single page</h1>
<!-- 上書きされている -->
<h1>baseof page footer</h1>

List Page Template

homepage, section page, taxonomy list, taxonomy terms で使用されるレイアウト。

![構成](https://d33wubrfki0l68.cloudfront.net/e3428363f0d3688d9c701cb40df92458b1fbe3e2/b6695/images/site-hierarchy.svg =500x)

_index.mdについて

セクションごとのページ、例えばexample.com/posts/は、_index.mdの有無にかかわらず、 list templates を使って自動的に作成される。 _index.mdが存在しなかった場合は、.Titleにセクション名をセットしただけのコンテキストが、テンプレートに渡される。

並べ替え

デフォルトでは、Weight > Date > LinkTitle > FilePath の順で並ぶ。 カスタムするには下記のプロパティを使う。

  • .Pages.ByWeight
  • .Pages.Date
  • .Pages.ByPublishDate
  • .Pages.ByExpiryDate
  • .Pages.ByLastmod
  • .Pages.ByLength
  • .Pages.ByTitle
  • .Pages.ByLinkTitle linktitle がなければ title が使われる
  • .Pages.ByParam "rating"
  • .Pages.Pages.ByDate.Reverse 逆順

グルーピング

{{ range .Pages.GroupBy "Section" }} {{ .Key }}
<!-- セクション名 -->

{{ range .Pages }} {{ . }}<!-- セクションごとの個別ページ -->
{{ end }} {{ end }}
  • .Pages.GroupBy "Section"
  • .Pages.GroupByDate "2006-01" 2006-01 部分はフォーマットを指定しているだけで実際に使われる値ではないので注意
  • .Pages.GroupByPublishDate "2006-01"
  • .Pages.GroupByParam "param_key"
  • .Pages.GroupByParamDate "param_key" "2006-01"

where

3 つの引数を取る。

  1. array or slice of maps or structs
  2. key or field name
  3. match value
{{ range where .Pages "Section" "post" }

first

{{ range first 10 .Pages }}

合わせ技

{{ range first 5 (where .Pages "Section" "post").ByTitle }}

Homepage Template

ホームページ(content/_index.md)にだけ別のレイアウトを適用したい時に使う。layouts/index.htmlに配置する。

Homepate Template では、サイト内の全てのページを.Pagesで取得できる

Section Template

homepage, page, section, taxonomy, taxonomyTerm で使われる。.Pagesで配下のコンテンツを取得できる。

Hugo の全てのページは、ページの種類を表す.Kind変数を持っている。 home,page,section,taxonomy,taxonomyTermのいずれか。 特定の Kind の中の、特定の値のページを抜き出すときは.Site.GetPageを使う。

{{ .Site.GetPage "section" "posts" }} {{ .Site.GetPage "page" "search" }}

Taxonomy Templates

taxonomy では下記の 3 つのテンプレートが使われる。

  • taxonomy list template
  • taxonomy terms template
  • single page template

taxonomy list template

list templates と一緒。

.Data.Termsで terms を取得できる。terms で使えるメソッドは以下の通り。

  • .Get(term)
  • .Count(term)
  • .Alphabetical
  • .ByCount
  • .Reverse

taxonomy terms template

  • .Term 現在のページの term を取得
  • .WeightedPages 現在のページの term に当てはまる(weight つきの)ページ一覧
  • .Count 現在のページの term に当てはまるページ数
  • .Pages 現在のページの term に当てはまるページ一覧

single page template

  • .Params.tags 設定されている term の一覧を取得

その他

taxonomy の切り出し方など、詳細はドキュメントを参照

Single Page Templates

page variables と site variables が使える。以上。

Content View Templates

コンテンツを変形して表示させたい時に使う。.Renderという特別なメソッドを使う。 Content View Template には、呼び出し元の.が自動的に渡される。

▾ layouts/
▾ post/
li.html <= content view template
list.html
summary.html <= content view template
<!-- list.html -->

<h1 id="title">{{ .Title }}</h1>

{{ range .Pages }} {{ .Render "summary"}} {{ end }}

<!-- summary.html -->
<article class="post">{{ .Title }} - {{ .Summary }}</article>

Data Templates

dataフォルダに配置した yaml, json, toml は、テンプレートから.Data[.path].filename.keynameでアクセスできる。

動的に JSON や CSV を取得することもできる。ただし、認証は使えず、Method も GET のみ。

{{ $data := getJSON "url" }} {{ $data := getCSV "separator" "url" }}

Partial Templates

レイアウトの一部分を担うテンプレートである。layouts/partialsに配置する。 partial は、コンテキストが引数として渡されていない限り、いかなるコンテキストにもアクセスできないので注意する。

<!-- 呼び出し元テンプレート -->

{{ partial "path/filename.html" . }}
<!-- or -->
{{ partial "path/filename.html" (dict "key1" "value1" "key2" "value2") }}
<!-- partial -->
<h1>{{ .Title }}</h1>

Shortcode Templates

Markdown ファイルの中で使うためのテンプレート。layouts/shortcodes/に配置する。

named args

<!-- markdown -->
{{< mycode color="red">}}

<!-- short code -->
<p style="color:{{ .Get color }}" />

positional args

<!-- markdown -->
{{< mycode red>}}

<!-- short code -->
<p style="color:{{ .Get 0 }}" />

Inner

<!-- markdown -->
{{< mycode >}} some contents {{< /mycode >}}

<!-- markdown(処理が必要な場合) -->
{{% mycode %}} **some contents** {{% /mycode %}}

<!-- short code -->
<p>{{ .Inner }}</p>

shortcodes の中で使える変数

  • $.Params shortcode に渡された値
  • $.Page.Params shortcode の呼び出し元マークダウンの front matter を取得
  • $.Page.Site.Params サイトレベルの Par

Local File Templates

ローカルファイルやフォルダからデータを取得できる。必要になった時にドキュメントを読む。

404 Page

カスタムしたい場合はlayouts/404.htmlを作成する。

メニューはpartialsを使って作成することが多い。項目は Config で設定することが多い。 下記の変数を組み合わせて作成する。詳細はドキュメント参照。

  • .Site.Menus.main
  • .Site.Menus.main.HasChildren
  • .HasMenuCurrent
  • .IsMenuCurrent

なお、多言語対応環境でリンクを作成するときは、absLangURL or relLangUrlを使うこと。

Pagination

config で下記のように設定する。

paginate: 10 # デフォルト
paginatePath: page # デフォルト post/1/ など

Paginatorを使う簡単な方法と、Paginateを使う詳細な方法の、二通りある。

<!-- Paginator -->
{{ range .Paginator.Pages }} {{ range (.Paginator 20).Pages }}
<!-- 上限数は上書きできる -->

<!-- Paginate -->
{{ range (.Paginate ( .Pages.ByTitle )).Pages }} {{ range (.Paginate (
.Pages.ByTitle ) 20).Pages }}
<!-- 上限数は上書きできる -->

テンプレートの書き方。ビルトインテンプレートを使う。 自身で作る場合はドキュメントを読んで頑張る。

{{ template "_internal/pagination.html" . }} {{ range .Paginator.Pages }} {{
.Title }} {{ end }}

RSS Templates

デフォルトで RSS は自動的に生成される。example.com/index.xml, example.com/posts/index.xmlなど。

ドキュメント

Sitemap Templates

デフォルトで サイトマップ はexample.com/sitemap.xmlに自動的に生成される。

ドキュメント

Robots.txt

作成する場合はlayouts/robots.txtを作成する。

Internal Templates

ビルトインのテンプレートがあるので、適宜利用する。

  • _internal/disqus.html
  • _internal/google_news.html
  • _internal/google_analytics.html
  • _internal/google_analytics_async.html
  • _internal/opengraph.html
  • _internal/pagination.html
  • _internal/schema.html
  • _internal/twitter_cards.html

デバッグ

下記のようにすると情報が詳細に把握できる。

{{ printf "%#v" . }}

Variables

トラブルシューティング

baseof.html が適用されない

子テンプレートのトップレベルは、define "main"のみであること。余計なものがあると baseof が適用されない。

<!-- たとえばここに余計なコメントが有ると適用されない -->
{{ define "main" }}
<h1>hello from lista page</h1>
{{ end }}